私たちの自然を科学する取組み
乳酸菌の持っている生命力、有用性を引き出し、私たちの健康に生かすため取り組んでいます。現在はラクトバチルス ファーメンタム(乳酸菌の種類)の機能をさらに高めたに新しい乳酸菌の商品化にチャレンジしています。この菌は味噌から発見され、臨床試験で花粉症や整腸作用(便秘、臭い改善効果)があることを見出しました。ラクトバチルス属の乳酸菌は比較的熱に強いと言われています。私たちは熱に強いばかりでなく、高温でも増殖可能な乳酸菌の開発にも取組み始めました。高温増殖可能な乳酸菌は今までにない有用な特性の保持が期待されています。

(乳酸菌)Lactobacillus
fermentum
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乳酸菌の世界
乳酸菌とは何?
乳酸菌は便宜的につけられた名称で特に乳酸を多く産生し、酸素のない状態で良く増殖する細菌の一種です。
乳酸菌の種類はいっぱい
乳酸菌は表現形式上等から約20属に分類されています。種類は200種類以上で亜種まで含めるとさらに多くなります。
便秘を改善し、超・腸すっきり
乳酸菌は食物の消化・吸収を助け、病原性微生物の侵入を防御し、また変異原性物質等の有害物質を無害化し、生体を守ります。
抗アレルギー作用で花粉症の抑制
乳酸菌は経口より腸に行くとパエル板M細胞から取込まれ、細胞性免疫を活性化し、Th1が産生され、Th2とTh1のバランスが正常化され、アレルギー症状が緩和されます。
抗変異原性作用で癌抑制
乳酸菌は変異原性物質を吸着し、変異原作用を無力化します。これ作用は「生菌」、「死菌」に関係なく効果があります。
死んだ乳酸菌も血中コレステロールを抑制
日本の死因の第1位はがん、第2位は脳卒中、第3位は心臓病で、その心臓病の死亡要因の第1位の危険因子は高コレステロールによるものです。それ故、コレステロールの低減が求められています。
健康言葉・プロバイオティックス
「人間の健康維持に有益な働きをする微生物」と広義に定義されています。
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